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ハイチでコレラの感染が拡大、253人死亡

2010年10月25日 8:48

 今年1月、大地震に見舞われたカリブ海の島国・ハイチで、中部地域を中心にコレラの感染が拡大し、これまでに250人以上が死亡した。

 コレラはハイチの中部地域で先週から急激に拡大し、ロイター通信によると、これまでに253人が死亡、感染者は3015人に上っている。感染は中部のアルティボニト地方に集中し、衛生状態の悪い被災者の難民キャンプを中心に広がったとみられている。

 感染はほかの地方にも拡大しており、首都・ポルトープランスでも北部の町に滞在していた5人の感染が確認され、隔離措置が取られている。復興が遅れているポルトープランスでは、いまだ100万人以上が難民キャンプなどで生活していて、感染が一気に拡大する恐れも指摘されており、政府や国連が医師の派遣や医療物資の供給などの対策を急いでいる。