中国紙、前原外相の「タカ派外交」批判
中国共産党の機関紙で、人民日報系の「環球時報」は1日、ベトナム・ハノイでの日中首脳会談の中止について、「前原外相のタカ派外交が雰囲気を壊した」と、前原外相を強く批判した。
環球時報は1面で、突然の会談のキャンセルを「中国が日本のタカ派外交を拒絶した」という見出しで擁護するとともに、大きな写真付きで前原外相を「タカ派外交で首脳会談の雰囲気を壊した」と紹介して強く批判した。さらに社説でも、前原外相を「怒りやすい青年」と指摘し、「日本の対中強硬論の旗印となり、日本外交の柔軟性をゼロにしている」と批判した。
中国外務省と各メディアは、前原外相を筆頭にして、中国に強硬姿勢を示す議員らへの批判と攻撃を強めている。