日中首脳会談 来週、北京で開催の見通し
安倍首相と中国の習近平国家主席との首脳会談が来週、中国・北京で行われる見通しとなった。
安倍首相周辺によると、会談はAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)にあわせ来週、中国・北京で行われ、立ち話などの非公式なものではなく正式な会談になるという。
安倍首相は7日夜、公明党の山口代表と会談し「対話の道が開けるよう、なお一層がんばりたい。習主席と会い、しっかり握手を交わし、対話をしたい」と話したという。
これに先立ち、日中両政府は7日夕方、「尖閣諸島等の海域で、近年、緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し、不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた」との文書を発表した。
文書ではまた、「歴史を直視し、政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた」としている。
首相周辺は、「ここまで共通認識ができて環境が醸成されたから、あとはトップ同士で議論しようということだ」と話している。
首脳会談は約2年半ぶりとなる。