スペインで管制官がスト 約60万人に影響
スペイン各地の空港で3日夜~4日、管制官らが体調不良などを口実に一斉に職場を離れ、事実上のストライキを行った。労働条件などに対する抗議活動とみられている。これにより航空機の離着陸が停止して空港機能がマヒ、スペイン政府は非常事態宣言を発令し、軍を出動させて空港を管理下に置くなど異例の対応に追われた。
その後、政府が管制官らに対し「法的措置を取る」と警告したため、4日夕方までに管制官の9割は職場に戻り、空港は徐々に再開した。しかし、依然欠航している便もあり、通常の運航に戻るには丸1~2日かかるとみられている。
航空当局によると、このストライキで約60万人に影響が出たという。