米政府高官らが訪中、朝鮮半島情勢を協議へ
アメリカ政府の高官が15日、緊張する朝鮮半島情勢について中国政府と話し合うため、中国を訪問した。
国務省・スタインバーグ副長官らアメリカ政府代表団は15日夕方、北京に到着した。一行は、中国外交を統括する戴秉国国務委員ら中国政府高官と、韓国砲撃事件を受けて緊張する朝鮮半島情勢について話し合う予定。会談では、先週に行われた北朝鮮・金正日総書記との会談について説明を受けた上で、中国が提案した6か国協議の首席代表による緊急会合について意見交換するとみられる。
緊急会合をめぐり、アメリカ、日本、韓国は「北朝鮮の非核化に向けた行動が先決だ」として難色を示しており、中国に対して、北朝鮮の挑発行為停止に向けて一層の働きかけを求めるとみられる。