中国政府、投機資金流入で山口銀行など処分
中国政府は、規定に違反して投機資金を中国国内に流入させたなどとして、日本の「山口銀行」を含む国内外の16銀行を処分した。
中国国家外貨管理局によると、処分を受けたのは山口銀行や中国大手の「中国工商銀行」など国内外の16銀行79支店。発表によると、16銀行は規定に反して投機資金を流入させたなどとして、罰金や一部業務停止などの処分を受けた。山口銀行は中国の青島と大連に支店を置いているが、具体的な違反行為や処分などは明らかにされていない。
中国政府は、海外から大量に流入する投機資金がインフレや不動産価格の高騰を加速させているとして、警戒している。このため今回の処分は、違法な資金流入への取り締まり強化を内外にアピールする狙いがあるとみられる。