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バーレーンの反政府デモ、広場の占拠続く

2011年2月22日 11:35
バーレーンの反政府デモ、広場の占拠続く

 反政府デモが続くバーレーンでは、首都・マナマ中心部の広場を市民が占拠する状態が続いていて、21日もイスラム教シーア派の人々を中心に数千人の市民が座り込みを続けた。

 治安部隊による突然の襲撃から3日がたち、広場では市民に向けて発射された催涙弾などが並べられるなど、政府への怒りが和らぐ気配はない。

 また、首都郊外のイスラム教シーア派住民の集落では、広場に向かい、治安部隊による襲撃で命を落とした22歳の青年の葬儀に参列する人々で埋め尽くされていた。

 人口の大半を占めるイスラム教シーア派の人々は、国王を頂点とするスンニ派の支配体制の下で不当な職業差別を受けてきたという。22日には再び大規模なデモが予定されており、事態収拾のメドは立っていない。