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攻防続くリビア 第3の都市で18人死亡

2011年3月7日 7:54

 内戦状態に陥っているリビアでは、カダフィ政権側と反政府側との間で一進一退の攻防が続いていて、第3の都市・ミスラタでは18人が死亡した。

 反政府側は6日、カダフィ大佐の出身地・シルテに向けて進軍を試みたが、政府側の抵抗に遭い、退却を余儀なくされている。また、反政府側の勢力下にある第3の都市・ミスラタでも激しい戦闘があり、ロイター通信によると、反政府側が守り抜いたものの、少なくとも18人が死亡したという。

 一方、ロイター通信などによると、国営テレビは、政府側がミスラタなど複数の都市を制圧したと、突然発表した。しかし、欧米や中東の主要メディアはこれを否定している。

 また、政府側は、国営テレビでカダフィ大佐を支持する集会を大きく取り上げたり、減税措置を発表したりするなど、人心掌握に躍起になっている。