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観光列車脱線、運転士の有罪確定 スイス

2011年3月8日 10:22

 去年7月、スイスで観光列車「氷河特急」が脱線し、日本人女性1人が死亡、日本人観光客が多数ケガをした事故で7日、運転士の有罪が確定した。

 この事故は去年7月、スイス南西部・アルプスを走る氷河特急がカーブで脱線、6両編成の2両が横転し、兵庫県の女性が死亡した他、40人以上のケガ人の大半が日本人観光客だった。事故が起きたスイス・バレー州の裁判所は先月16日、事故の原因がカーブから直線に入る手前で加速しすぎたことだったとして、運転士の過失を認定、傷害致死罪などで罰金1万5000スイスフラン(約133万5000円相当)の支払いを命じる判決を言い渡した。

 判決には、2年の執行猶予がつき、運転士、検察側ともに控訴しなかったため、7日に刑が確定した。