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韓国船沈没 検察側が船長に死刑を求刑

2014年10月27日 22:45

 韓国の旅客船沈没事故の裁判で、検察は、殺人などの罪に問われている船長に対し、死刑を求刑した。

 27日の公判で検察は殺人の罪で起訴されている船長のイ・ジュンソク被告について「自分が助かるために乗客の救助を行わずに脱出し、事故の直接的かつ重大な責任がある」と指摘。「捜査でも言い訳を繰り返し、反省の色が見られない」として死刑を求刑した。

 また、同じく殺人罪で起訴された1等航海士ら3人については「救助しなかった責任は大きいがイ被告と同じに見ることは難しい」として無期懲役を求刑した。

 遺族「絶対に満足できない。4人が死刑になると思っていた」

 一方、イ被告は、「自分が助かるために乗客が死んでも良いとは考えなかった」と反論した。判決は、来月11日に言い渡される予定。