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「グーグルが競争阻害」MSが調査申し立て

2011年4月1日 13:13

 アメリカの「グーグル」がヨーロッパの独占禁止法に違反している疑いがあるとして、アメリカの「マイクロソフト」が調査を申し立てたことがわかった。

 マイクロソフト側は、「グーグルがヨーロッパの検索シェアの95%を占め、公正な競争を阻害している」と指摘。その具体例として、グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」がマイクロソフトの検索エンジンや携帯端末ではうまく表示されないことを挙げ、グーグルが意図的に情報をブロックしていると主張。ヨーロッパ連合(EU)の欧州委員会に調査の申し立てをした。

 これはマイクロソフト・スミス上級副社長がブログで明らかにしたもので、欧米メディアは、これまでパソコン用基本ソフト「ウィンドウズ」が市場を独占しているなどと告発されることが多かったマイクロソフトが、今回は訴える側に回ったなどと報じている。