G20、日本支援を盛り込んだ共同声明採択
東日本大震災後初めての大きな国際会議となった20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は15日、日本への支援を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。
今回の会議で参加国は、東日本大震災が世界経済のリスク要因の一つになるとの認識で一致した。また、採択された共同声明には、引き続き各国が協力して日本の復興支援にあたることが盛り込まれた。
これに先立ち、野田財務相はアメリカ・ガイトナー財務長官と会談し、震災後のアメリカの支援に感謝の言葉を述べた。また、野田財務相は、当面は復旧作業を優先することから一時的に日本経済が落ち込む可能性はあるものの、「復興過程に入れば景気は回復するだろう」と説明した。これに対し、ガイトナー長官は「日本経済の回復力に確信を持っている」と理解を示した。