ダウ平均株価、6日続落 2か月半ぶり安値
8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、アメリカの景気の先行きに対する不透明感から6営業日続落した。終値は前日比21ドル87セント安い1万2048ドル94セントで、約2か月半ぶりの安値となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数も26.18ポイント安の2675.38だった。
前日にFRB(=連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長が、アメリカの経済成長が予想より遅いと指摘したことで、景気の先行きに対する不安が広がり、株が売られた。また、FRBが8日に発表した地区連銀の景況報告「ベージュブック」でも、ニューヨークやシカゴなど4地区で景気が減速したことが明らかになり、投資家心理を冷やした。
こうした流れを受けて、ニューヨーク外国為替市場ではリスク回避のために円が買われており、円相場は1ドル=79円台後半で取引された。