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英人気大衆紙、盗聴疑惑などで廃刊へ

2011年7月8日 15:01

 イギリスで人気の大衆紙が突然、新聞の発行をやめると発表した。この新聞をめぐっては、殺人事件の被害者の携帯電話を盗聴していた疑惑で批判が高まっていた。

 10日付の紙面を最後に廃刊となるのは、168年の歴史を持つ大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」。記者が02年に起きた殺人事件の被害女性の携帯電話の留守番電話を盗聴して記事を書いたという疑いが浮上。さらに、警察官に金を払って情報を得ていた疑惑も発覚し、親会社の株価は下落、広告も激減していた。

 ニューズ・オブ・ザ・ワールドをめぐっては、ここ数年、女優や王室など有名人の携帯電話にも不正にアクセスしていた疑惑が浮上していた。