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仏の核関連施設で爆発事故 5人が死傷

2011年9月13日 8:22

 フランス南部の核関連施設で12日、爆発事故があり、5人が死傷した。フランスの原子力当局は、「爆発による放射能漏れはない」と話している。

 事故があったのは、フランス南部・マルクールにある核廃棄物処理施設の中の「廃棄物集中処理センター」。フランス原子力安全局などによると、12日、この施設内の溶解炉で、金属性の低レベル放射性廃棄物約4トンを溶かす過程で爆発が起きた。火は約1時間後に消し止められ、溶解炉を覆っている建物に損傷はなかったが、この事故で1人がヤケドで死亡、4人が重軽傷を負った。マルクールの施設に原子炉はなく、原子力当局は測定の結果、放射能漏れはない、と話している。

 この事故で、周辺住民への避難指示などは出ていない。