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NY株143ドル高 米失業関連指数改善で

2011年9月30日 9:11

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日比で140ドル以上値を上げて取引を終えた。

 29日は、ギリシャの財政危機の対処をめぐって進展があった。最大の支援国・ドイツの議会が、債務危機に陥った国を支援するための基金の強化を承認し、市場の安心感につながった。さらに、アメリカの失業関連指数も改善したため、一時、ダウ平均株価は前日比約260ドル値を上げた。しかし、ヨーロッパ経済への不安感の一掃にはほど遠く、株価乱高下の一因となった。

 結局、ダウ平均株価は前日比143ドル08セント高い1万1153ドル98セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比10.82ポイント安い2480.76となっている。