×

洪水迫るバンコク、物資不足が目立ち始める

2011年10月25日 12:39
洪水迫るバンコク、物資不足が目立ち始める

 洪水が迫るタイの首都・バンコクでは、物資の不足が目立ち始め、市民生活への影響が懸念されている。

 バンコクで33店舗を展開する日本食レストランチェーン「大戸屋」では、7店舗が臨時休業している。野菜などの食材の仕入れ先が洪水に襲われ、入手が困難になったためだという。また、コンビニエンスストアでは、飲料水や菓子パン、弁当などの棚に空きが目立っている。洪水による流通の寸断や工場の被災が原因だという。

 浸水が始まっているバンコクの北部では、新たに1地域に避難が勧告された他、中心部でも川沿いの一部で満潮時刻の浸水が発生している。

 バンコクの日本人学校は、25日としていた臨時休校を今月末まで延長した。また、日本の外務省は、バンコク全域の危険情報を「渡航の是非を検討」に引き上げている。