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救済策受け入れ、国民投票で~ギリシャ首相

2011年11月1日 13:24

 ギリシャの金融危機をめぐって欧州連合(=EU)が合意した救済策について、ギリシャ・パパンドレウ首相は先月31日、この受け入れを問う国民投票を行いたいとする考えを表明した。

 EUは先日、銀行に対し、ギリシャの債務を50%棒引きするよう求めるなどの支援策で合意した。パパンドレウ首相は先月31日、これを受け入れるかどうか、数週間以内に国民投票を実施したい考えを示した。ロイター通信が伝えたものだが、ギリシャでは財政緊縮への反発が根強く、EUの救済策を受け入れれば、国民はさらなる負担を強いられることになる。

 ヨーロッパのメディアは、最新の世論調査で、国民の60%が救済策に反対、もしくは否定的な考えだと伝えていて、実際に国民投票が行われれば、ようやく合意に至った救済策が無に帰すおそれも出てきそうだ。