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欧州不安広がる、NYダウは162ドル安

2011年12月13日 8:17

 12日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの信用不安の影響が再びダウ平均株価の下落につながった。終値は先週末比162ドル87セント安い1万2021ドル39セント。

 12日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は取引開始直後から値を下げた。欧州連合(EU)の首脳会議の内容について、アメリカの大手格付け会社「ムーディーズ」が「新しい対策が出なかった」などと厳しい評価を出し、EU各国の国債引き下げの可能性があると表明したためで、金融関連株が売られるなどして、株価は一時240ドル以上値を下げた。しかし、市場関係者は「過度に売りが広がってはいない。市場は比較的落ち着いていた」と話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比34.59ポイント安い2612.26だった。