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米共和党予備選、フロリダ州の投票続く

2012年2月1日 8:30

 アメリカ大統領選挙の野党・共和党の候補者レースで、序盤戦最大の山場となる第4戦の大票田・フロリダ州の予備選の投票が日本時間先月31日夜に始まり、現在も続いている。

 直近の世論調査では、前マサチューセッツ州知事・ロムニー候補が先行し、元下院議長・ギングリッチ候補が追う展開となっている。ロムニー氏が逃げ切れば、指名獲得に大きく前進するが、ギングリッチ氏は自らは撤退しない考えを示している。

 フロリダ州は、アメリカで人口が4番目に多い州で、格差社会「アメリカの縮図」と言えることから、結果が非常に重要となっている。フロリダ州は近頃、アメリカの社会構造を変えつつある中南米からの移民が人口の2割以上を占めている他、失業率は約10%に上っている。その一方で、裕福な高齢者が多く移住してきていて、高齢者の人口の割合は全米一となっている。このように大きな格差と問題を抱えたフロリダ州で勝つ候補は、アメリカ全体でも勝てる候補とみなされるという。

 投票結果は日本時間1日昼頃に判明する見通し。