プリゴジン氏搭乗の墜落機 ロシアが国際基準に従わず自国で調査へ
ロシア大統領府の報道官は、ワグネルの創設者、プリゴジン氏が死亡した小型ジェット機の墜落について事故調査の国際基準には従わず、自国で調査をする考えを示しました。
ロシア大統領府のぺスコフ報道官は30日、「墜落機の製造元であるブラジルは調査に参加しない。これはロシアの調査だ」と述べました。事故調査の国際基準では機体の製造元が参加しますが、これに従わず、自国で調査をする方針を強調した形です。
一方、死亡したプリゴジン氏が埋葬されたサンクトペテルブルク郊外の墓地には、献花に訪れる人々の姿が見られました。
献花に訪れた市民
「言葉にならない。この国は愛国者を失いつつある。プリゴジン氏は国のためにまだ多くのことができただろう」
墓地の入り口には金属探知機も設置されるなど厳戒態勢が敷かれました。一部の地元メディアは一般の人に先だってプリゴジン氏の娘らが献花に訪れたと報じています。