宇宙での長期滞在を目指す星出彰彦飛行士（４３）がロシアの宇宙船「ソユーズ」で７月中旬に出発することが決まり、２８日、モスクワ郊外・ガガーリン宇宙飛行士訓練センターでの訓練が公開された。

　星出飛行士は、一緒に宇宙に行くアメリカ人やロシア人のクルーと、ソユーズの打ち上げや非常事態などを想定した訓練を受けている。訓練には、本物そっくりに作られたソユーズのモジュールが使用されているという。

　星出飛行士は、０８年に２週間宇宙に滞在した経験があるが、今回は半年間の長期滞在となる。星出飛行士は「様々な実験を計画していますが、それを確実にこなすことを期待しています。個人的には、また宇宙から地球を見られることを楽しみにしています」と話した。

　出発は７月１５日前後になる見通しだという。