８日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ギリシャの債務問題で楽観的な見通しが広がり、７０ドル以上、値を上げて取引を終えた。

　８日は、ギリシャの債務問題で、国債を持つ民間の債権者が元本の削減に応じるかどうかの期限を迎えた。ロイター通信によると、債権者の参加率はすでに７５％を超えているということで、ギリシャはヨーロッパ連合（ＥＵ）からの追加金融支援の条件をクリアした形となる。市場でもギリシャの債務削減が進むとの見通しが広がり、買いが優勢となった。

　こうしたことから、ダウ平均株価は前日比７０ドル６１セント高い１万２９０７ドル９４セントで取引を終えている。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比３４．７３ポイント値を上げ、２９７０．４２で取引を終えた。