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中露首脳 北朝鮮の“発射”阻止の姿勢示す

2012年3月27日 8:56

 韓国・ソウルで26日、核セキュリティーサミットが始まった。サミットを前に、アメリカや中国の首脳らは、人工衛星と称して事実上のミサイル発射を予告した北朝鮮への対応について協議を行った。北朝鮮と関係が深い中国とロシアは、北朝鮮の発射を阻止する姿勢を示した。

 核を使ったテロへの対応などを話し合う核セキュリティーサミットだが、各国首脳の関心は北朝鮮のミサイル発射問題に注がれた。

 韓国政府の関係者によると、韓国・李明博大統領との会談で、中国・胡錦濤国家主席は「発射をやめるよう北朝鮮に促している」と述べた。ロシア・メドベージェフ大統領も、李大統領に対し、発射は望ましくないとの強いメッセージを北朝鮮側に送ったことを明らかにしたという。

 一方、北朝鮮は26日、ウェブサイトを通じて「衛星打ち上げは仕上げの段階にある」と発表するなど、予定通り発射を強行する構え。