北朝鮮が２日朝、南西部の南浦一帯から日本海に向け短距離弾道ミサイルを発射した事について、菅官房長官は北京の日本大使館を通じ北朝鮮側に抗議した事を明らかにした。

　菅官房長官「日朝平壌宣言や六者会合（６か国協議）共同声明、および関連の安保理決議、これに違反するものであって、ただちに北朝鮮に対して厳重な抗議を行いました」

　菅官房長官は「航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある行為である」として、北京の日本大使館を通じ北朝鮮側に抗議した事を明らかにした。

　一方、拉致問題に関する日朝協議への影響については、「拉致問題は最優先課題で、今後も現在のルートを通じて一日も早く調査結果を伝えるように求めていきたい」と述べ、協議を継続する考えを示した。