１日に行われたミャンマーの国会の補欠選挙について、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の首脳会議は４日、「公正に行われた」と評価し、欧米諸国がミャンマーに科している経済制裁を解除するよう求める議長声明を発表した。また、アメリカ・クリントン国務長官は、経済制裁緩和に向けて議会などとの調整に入ったことを明らかにした。

　議長声明は、ミャンマーの補欠選挙について、「透明性を持って、自由、公正に行われた」と評価した。また、欧米諸国による経済制裁について、「民主化と経済発展を支援するために全ての制裁の解除を求める」と呼びかけた。

　一方、クリントン国務長官は４日、経済制裁緩和に向けて議会などとの調整に入ったことを明らかにした。また、ミャンマー政府高官のアメリカへの渡航禁止を一部解除する他、近いうちに、約２０年ぶりに大使を任命する方針を明らかにした。