故金総書記、遺書で「韓国との戦争はダメ」
韓国の政府系研究機関は19日までに、北朝鮮・金正日総書記が死去前の去年10月、「韓国と戦争してはならない」という内容の遺言をしていたことを明らかにした。
韓国の政府系研究機関「世宗研究所」は、故金総書記が去年10月、実の妹である金慶喜氏に宛てた遺書を入手したとして、内容を明らかにした。金総書記の遺書には「我々は南(韓国)と手をつないで発展しなければならない。戦争は絶対にダメだ」と記されていたという。ただ、「南(韓国)に対し、軍事的に優位に立つように」として、軍事力の強化を指示しているという。
一方、韓国政府消息筋によると、北朝鮮は、故金日成主席の生誕100年の祝賀行事のため、約277億円を投入したとみられることがわかった。大型の銅像設置には約31億円、花火大会には約14億円の予算をかけたと推定されている。