北の核施設、再稼働の可能性~米研究機関
アメリカの北朝鮮研究機関は28日、北朝鮮・寧辺にある核施設を撮影した衛星写真を分析した結果、核施設が再稼働した可能性があるとの見方を明らかにした。
北朝鮮研究機関「38ノース」は、先月24日から今月11日にかけて撮影した寧辺の核施設の衛星写真を公表した。写真から、核兵器の原料となるプルトニウムを抽出できる原子炉・黒鉛減速炉に隣接した発電機がある建屋から水蒸気が上がり、川に排水が流れ込む様子が確認できるなどとしている。
「38ノース」は、こうした兆候から、約5か月にわたり動きを見せていなかった黒鉛減速炉が再稼働を始めた可能性があるとの見方を示した。ただ、衛星写真の撮影期間が短いとして、「はっきりと結論づけるには時期尚早だ」としている。