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中国バス事故 運転手が事故前夜に薬物吸引

2012年4月25日 11:43

 中国・江蘇省で22日、大型バスが対向車線に飛び出してトラックと正面衝突し、バスの乗客ら34人が死傷した事故があった。捜査当局の調べで、バスの運転手が事故前夜に薬物を吸引していたことがわかった。

 22日、江蘇省常熟の高速道路上で、観光客を乗せた大型バスが中央分離帯を越え、対向車線を走っていた大型トラックと正面衝突した。この事故で、バスの乗客や大型トラックの運転手ら14人が死亡、20人が重軽傷を負った。

 中国メディアの報道によると、その後の調べで、バスの運転手が事故前、2晩連続でネットバーで深夜まで遊び、睡眠時間が短いままバスを運転していたことが新たにわかった。また、ネットバーで遊ぶ前に麻薬を吸引していたという。

 これまでの捜査当局の調べに対し、運転手は「疲れていて事故を起こした」と供述しているという。捜査当局は、運転手の身柄を拘束し、薬物の使用状況についても詳しく調べている。