“境界線越えた” 韓国軍が北朝鮮の船舶に警告射撃 北朝鮮も“対抗”砲撃
韓国軍は24日未明、北朝鮮の船舶が国連軍が設定した海上の境界線を越えたため警告射撃を行ったと発表しました。その後、北朝鮮はこれに対抗する形で海上に10発の砲撃を行いました。
韓国軍によりますと24日午前3時42分ごろ、北朝鮮の商船が朝鮮半島西側の黄海で国連軍が設定した境界線を越えたため、韓国軍が警告射撃を行い、船舶を退去させたということです。
一方、北朝鮮の朝鮮人民軍の報道官は24日朝、国営メディアを通じ、韓国軍の護衛艦が境界線を越えたと主張、午前5時15分ごろに警告射撃としてロケット砲10発を発射したと明らかにしました。
韓国軍によりますと韓国の領海には入っていないものの、南北の緩衝区域内の海上に着弾しました。
北朝鮮にとって後ろ盾である中国の共産党大会が閉幕したことで今後、北朝鮮の軍事的な挑発が続き南北の緊張がさらに高まる可能性もあります。