北朝鮮が韓国の軍事演習への対抗措置として、18日夜、砲撃を行ったと発表しました。砲撃はおよそ250発にのぼりました。

北朝鮮の朝鮮人民軍の報道官は19日朝、国営メディアを通じて朝鮮半島の東側と西側の海上に向けて18日夜、威嚇のために砲撃を行ったと明らかにしました。

理由として、韓国側が18日、北朝鮮対応の軍事演習の中で、軍事境界線近くでロケット砲数十発を発射し、「我々を刺激する軍事的挑発を強行した」と主張しています。

韓国軍によりますと、北朝鮮側の砲撃はあわせて250発にのぼり、韓国の領海には入っていないものの、南北の緩衝区域内の海上に着弾したということです。

韓国側は南北の軍事合意に違反するとして、挑発を即時中止するよう通信を行ったということで、南北の応酬が続いています。