韓国軍が17日~28日まで軍事演習実施へ 北朝鮮がさらに反発の可能性も
弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、韓国政府は開発に関わった人物などに制裁を科すと発表しました。韓国が独自制裁を行うのは5年ぶりです。
韓国軍によりますと、北朝鮮は14日午前1時49分ごろ、平壌の順安付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射しました。北朝鮮のミサイル発射は今年27回目です。
これに対し、韓国政府は14日朝、核・ミサイル開発の資金調達や物資の搬入などに関わった15の個人と、16の機関の金融取引を制限すると発表しました。
韓国が北朝鮮に独自制裁を行うのは2017年12月以来、およそ5年ぶりで、「不法な資金取引を遮断し、対象者との取引の危険性を喚起する」としています。
北朝鮮は14日未明のミサイル発射の前後、砲撃を170発以上行い、南北の緩衝区域内の海上に着弾したということです。
韓国軍は14日朝、来週17日から28日まで軍事演習を実施すると発表し、これに北朝鮮がさらに反発する可能性もあります。