複数の政府関係者によりますと、北朝鮮が1日朝、弾道ミサイルの可能性があるものを複数発発射しました。

韓国軍によりますと、北朝鮮が1日午前7時ごろ、日本海に向けて平壌の順安一帯から短距離弾道ミサイル2発を発射しました。

複数の日本政府関係者によりますと、いずれも日本のEEZ（＝排他的経済水域）の外側に落下したとみられていて、今のところ被害情報は入っていないということです。

北朝鮮によるミサイル発射は、この1週間だけで4回目、今年になって22回目です。

日本海では9月29日までアメリカと韓国がアメリカ軍の原子力空母を動員した合同軍事演習を実施したのに続き、30日は日本を加えた3か国でミサイル発射能力を備えた北朝鮮の潜水艦への対応能力を強化する訓練を行いました。

また、今週はアメリカのハリス副大統領が日本と韓国を歴訪していて、北朝鮮としては、連携を強める日米韓の動きに反発したものとみられます。