韓国大統領と米ハリス副大統領が会談 北朝鮮が核実験強行なら“ただちに対応措置”で合意
韓国を訪れているアメリカのハリス副大統領が29日、尹錫悦大統領とソウルで会談し、北朝鮮が7回目の核実験を強行した際には、米韓で準備した対応措置をただちに実施することで合意しました。
会談の冒頭、尹大統領が「韓米同盟を引き続き発展させたい」と述べたのに対し、ハリス副大統領は「米韓同盟は安全保障と繁栄の核心軸であり、強化するために訪韓した」と応えました。
韓国大統領府によりますと、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射や核兵器の使用条件などを定めた法令を採択したことへの深刻な懸念を共有。7回目の核実験など深刻な挑発の際には、両国で準備した対応措置をただちに履行することで合意しました。
ハリス氏は午後、北朝鮮との軍事境界線の非武装地帯を訪れます。一方、北朝鮮メディアは28日のミサイル発射について今のところ報じていません。
こうした中、韓国軍によりますと、日米韓3か国は5年ぶりとなる合同の対潜水艦訓練を30日、日本海で実施します。アメリカ軍の原子力空母も動員し、ミサイル発射能力を備えた北朝鮮の潜水艦への対応能力を強化するとしています。