北朝鮮“弾道ミサイル”2発発射 韓国軍「韓米同盟の対応能力をさらに強化させ、 国際社会からの孤立を深めるだけ」
韓国軍は28日夕方、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。
韓国軍によりますと、北朝鮮は午後6時10分から20分ごろにかけて、平壌の順安一帯から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。
いずれも高度30キロ程度、飛距離はおよそ360キロと分析していて、韓国軍は「このような挑発行為は韓米同盟の対応能力をさらに強化させ、国際社会からの孤立を深めるだけだ」と非難しました。
北朝鮮は3日前の今月25日も短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射したばかりで、北朝鮮によるミサイル発射は、今年だけで20回目です。
韓国には先週、アメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が入り、韓国軍と29日までの予定で日本海で合同軍事演習を行っています。
北朝鮮の金星国連大使は26日、国連総会での演説で米韓の演習について、「戦争に追い込む危険な行為」などと批判していました。
また、アメリカのハリス副大統領が29日に韓国を訪れ、北朝鮮との軍事境界線の非武装地帯を訪問する予定で、北朝鮮としては連携を強める米韓の動きに反発した可能性もあります。