ウクライナ、アメリカ供与の兵器でロシア領内攻撃 米紙
アメリカの有力紙は4日、ウクライナ軍がアメリカから供与された兵器で、ロシア領内を攻撃したと報じました。アメリカの方針転換後、ウクライナ側の当局者が実際の攻撃を認めたのは初めてだと伝えています。
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは4日、ウクライナ軍がアメリカから供与された高機動ロケット砲システム「HIMARS」で、ロシア領内のミサイル発射台を攻撃し、破壊したとするウクライナ当局者の話を伝えました。
バイデン政権は先月末、従来の方針を転換して、アメリカの兵器を使ったロシア領への攻撃を一部認めていました。使用する対象はウクライナ側の苦戦が続くハルキウ州周辺のロシア軍に限るなどの条件を付けたと報じられていて、今回の攻撃も、その範囲内とみられます。
アメリカの方針転換後、ウクライナ当局者がロシア領への実際の攻撃を認めたのは初めてだということです。