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中国の海洋進出、日豪閣僚会合でも議題に

2012年9月14日 21:04
中国の海洋進出、日豪閣僚会合でも議題に

 沖縄・尖閣諸島周辺で日本時間14日、中国の海洋監視船計6隻が日本の領海に侵入した。こうした中国の海洋進出問題は、14日に玄葉外相と森本防衛相が参加して行われた、日本とオーストラリアとの閣僚会合でも議題となった。

 閣僚会合は14日、オーストラリア・シドニーで開かれ、両国間やアジア太平洋地域の安全保障などについて話し合われた。玄葉外相は、オーストラリア・カー外相との会談で、今回の中国船による領海侵入を説明し、共同記者会見では「事態をエスカレートさせてはいけない。中国政府に対して、適切に、そして冷静に対応することを強く期待する」と述べ、中国側に冷静な対応を求めた。

 閣僚会合では、中国と周辺国との領土問題をめぐる摩擦も当初から議題となっていた。会合後、両国は中国に対し、軍事活動の透明性を高めるよう促すことで一致したとする共同声明を発表している。