今回も東倉里からか…北朝鮮が“人工衛星”打ち上げ予告 狙いは米韓への“軍事衛星”誇示か
政府は北朝鮮が人工衛星と称する弾道ミサイルをあさって31日以降に発射すると通告してきたことを明らかにしました。一方、韓国政府はいまのところ、北朝鮮による打ち上げ表明について、公式の発表などは出していません。ソウルから中継です。
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韓国政府は公式な見解を出しておらず、こちらのメディアも日本の報道を引用するかたちで伝えるにとどまっています。
北朝鮮の金正恩総書記は今月、軍事偵察衛星の発射をめぐり、今後の計画を承認していて、打ち上げられるのはこの衛星とみられます。
北朝鮮による衛星と称したミサイルの打ち上げは2016年以来、7年ぶりです。
前回は北西部・東倉里にある「西海衛星発射場」から打ち上げられていますが、周辺では今月に入り活発な動きが確認されていて、今回もこの発射場が使われるものとみられます。
金総書記は打ち上げについて「国家の安全環境から始まった差し迫った要求だ」としています。アメリカと韓国が合同演習を繰り返すなど、北朝鮮に対して強い姿勢を示す中、軍事衛星を持っていることを誇示することで、これに対抗する狙いがあるとみられます。