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日本の国連予算分担率 ピークの半分に

2012年12月25日 20:14

 国連の予算を各国が分担する比率が24日、国連で決まり、日本の来年以降の分担率は10%余りと、ピークだった00年の約半分になったことがわかった。

 国連の予算はその国の経済力などを基準に各国の分担率が決まり、この比率は3年に一度見直される。今年、日本は分担率12.5%、約3億ドルを拠出していたが、24日、国連総会が決めた来年以降の日本の分担率は約1.7ポイント減少して10.8%となった。

 これは、加盟国の中では22%を負担するアメリカに次いで2番目の分担率だが、ピークだった00年には日本は20%を超えていて、10年余りで約半分に減った形。

 一方、経済力を増した中国の分担率は3.2%から5.2%に増えている。日本としては、今後、負担が減る反面、国連の場でどう発言力を確保するかが大きな課題となる。