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隕石落下、477人がケガ 露

2013年2月15日 18:04

 15日午前9時過ぎ、ロシア西部・ウラル地方に隕石(いんせき)が落下した。ロシア政府によると、衝撃でガラスが割れるなどし、477人がケガをしている。

 ロシア非常事態省は、15日午前9時23分(日本時間15日午後0時23分頃)、ウラル地方のチェリャビンスク近郊に隕石が落下したと発表した。エカテリンブルクの天文台は「光の玉となった隕石の雨が落下した」と報告した。

 一般市民によって撮影された動画には、強い光を放つ物体が視界いっぱいに大きく空を横切る様子が映し出されている。落下する際の振動で、多くの家などでガラス窓が割れる被害が出ているという。また、付近の135の学校もガラスが割れ、ケガ人が出ている。さらに、亜鉛を扱う工場の屋根や壁が部分的に崩落しているという情報もある。

 ロシア内務省によると、一帯の6つの都市で建物が被害を受けた。また、インターファクス通信によると、ロシア非常事態省は衝撃で割れたガラスなどでこれまでに477人がケガをして手当てを受けたと発表した。このうち3人は重体だという。

 また、ロイター通信は、チェリャビンスクから約200キロ離れたエカテリンブルクでも落下する様子が捉えられたと伝えるなど、目撃情報は複数の州にまたがり、広範囲にわたっている。