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隕石落下で心のケア 子供の絵に“恐怖心”

2013年2月18日 2:06

 15日に隕石(いんせき)が落下し、最も大きな被害が出たロシア中部・チェリャビンスクでは復旧作業が本格化し、17日、ショックを受けた人々へのカウンセリングも始まった。

 今回の隕石の落下では、約1200人がケガをした。ほとんどが割れたガラスによるものだという。処置にあたった医師によると、ケガをした人のほとんどは、強い光に気づいた後、窓越しに外の様子を見ていたところ、約3分後に到達した衝撃波で吹き飛んだガラスを浴びたという。

 17日、市民への心のケアも始まった。心理カウンセラーによると、相談に訪れた子供が描いた絵には恐怖心が表れており、子供を一人にしてはいけないという。

 チェリャビンスクは日常を取り戻しつつあるが、子供たちが受けた傷からも、隕石落下の衝撃の大きさが伝わってくる。