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事故直後に3人生存、別のパイロットが証言

2013年2月28日 20:15

 エジプトの観光地・ルクソールで26日、熱気球が空中で火災を起こして墜落し、日本人4人を含む19人が死亡した事故で、同じ時間に近くで別の気球を操縦していたパイロットが27日、事故直後に3人が生存していたことを証言した。

 別の気球を操縦していたムハンマド・ユセフさん「気球のカゴの真ん中が、燃えているのが見えました。地上から約3メートルのところです。彼はカゴの真ん中にいました。炎は燃え広がり、彼の頭と腕も炎に包まれました。その瞬間、彼は飛び降りました」

 「パイロットともう1人が飛び降りた後、気球は再び上昇しました。地上から10~15メートルまで上昇した時、もう1人飛び降りました。さらに、地上から70~80メートルで4人が一気に飛び降りました」「地上10~15メートルから飛び降りた人は、まだ生きていましたが、病院に運ばれた後、亡くなりました」

 事故を起こした「スカイクルーズ」のモメン・ハサン操縦士は骨折とひどいヤケドを負って入院中だという。