北朝鮮を訪れていたアメリカプロバスケットボール協会（＝ＮＢＡ）の元スター選手、デニス・ロッドマン氏は３日、テレビの番組に出演し、金正恩第１書記からオバマ大統領へ伝言を頼まれたと語った。

　ロッドマン氏「彼（金第１書記）は大統領にこう伝えるよう言ったんだ。『電話してほしい』って。オバマ大統領だってバスケが好きだし、そこから始めよう、そこから」

　ロッドマン氏は、北朝鮮の敵対姿勢や人権抑圧を見過ごすつもりはないとしつつも、金第１書記は「とても謙虚でいい人だった」と印象を語った。さらに、「正恩氏は強い男だが、戦争をやりたがっているわけではいない」とも話した。

　金第１書記は、ロッドマン氏を通じて対話姿勢を示した形だが、アメリカ国務省はロッドマン氏の訪朝はあくまで私的なものだと強調している。