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オバマ大統領 追加派兵「攻勢強める段階」

2014年11月10日 10:43

 アメリカのオバマ大統領はイスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅にむけ、アメリカ兵の追加派遣を決めたことについて「攻勢を強めていく段階にきた」と述べ、作戦を強化する考えを示した。

 アメリカ政府は最大で1500人のアメリカ兵をイラクに追加派遣し、作戦の助言やイラク軍などの訓練を行うことを決めている。その理由についてオバマ大統領は、9日に放送されたCBSテレビのインタビューで「『イスラム国』の勢いを止めるだけでなく、攻撃に転じ始める段階にある」と説明した。

 また、オバマ大統領は「空爆は成果があったが、いま我々に必要なことはイラクの地上部隊が『イスラム国』を後退させられるようにすることだ」と述べ、追加派兵の必要性を強調した。ただ、アメリカ軍が地上戦を行うことは改めて否定した。