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米航空局 B787の限定的試験飛行認める

2013年3月13日 11:12

 バッテリーからの出火のため運航が停止されている航空機「ボーイング787」について、アメリカ連邦航空局(=FAA)は12日、バッテリーを改善した上での限定的な試験飛行を認めた。

 FAAは12日、バッテリーの改善など、「ボーイング」社が先月、提出していたトラブルへの対応策を承認し、その効果を検証するため「787」2機の試験飛行などを認めた。

 バッテリーの改善点には、火災の原因とされているショートを防ぐための設計の変更や、リチウムイオン電池の間にある絶縁性の向上などが含まれるという。

 一方で、アメリカ・ラフード運輸長官は声明の中で「機体及び乗客の安全性が保証されるまで、運航再開は認めない」と強調している。

 これに対してボーイング社は、「運航再開と納入継続に向け重要かつ待ち望んでいた節目」と声明を出した。