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鳥インフル問題 中国・上海市の市場閉鎖に

2013年4月5日 20:54
鳥インフル問題 中国・上海市の市場閉鎖に

 中国でH7N9型の鳥インフルエンザ感染が相次いでいる問題で、上海市では、感染の拡大を防ぐため市内の市場が5日から閉鎖されるなど、影響が広まっている。

 ハトからH7N9型のウイルスが検出された上海市の市場では、入り口が封鎖され、消毒作業が行われた。上海市政府は5日夕方に会見し、この市場のハトや鶏など2万羽余りを殺処分にしたことを明らかにした。

 また、影響は他の市場にも広がっている。さらに、上海市は、生きた状態で鳥類を取引する市内の市場に対し、5日から一時閉鎖するよう通知を出した。

 上海などではこれまでに14人がH7N9型に感染し、うち6人が死亡しているが、上海市政府は「現時点でヒトからヒトへの感染は確認されていない」と説明している。