アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会（＝ＩＯＣ）の総会は、２０２０年夏のオリンピックで実施する競技にレスリングを加えることを決めた。

　７日の２０２０年夏のオリンピックの開催地決定に続いて、ＩＯＣ総会会場では８日も大きな歓声が響いた。東京が招致に成功した２０２０年夏のオリンピックで実施する競技はレスリングとなった。

　ＩＯＣ総会は日本時間８日夜、２０２０年の東京オリンピックで実施する競技についての審議を行い、ＩＯＣ委員による投票の結果、新たにレスリングを実施することを決めた。レスリングは今年２月のＩＯＣ理事会で除外候補となり、関係者は存続に向けて必死のロビー活動を続けていた。

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　投票前の質疑応答では、ＩＯＣ委員らから「レスリング協会の腐敗が今回の事態を生んだのではないか」「男女が平等になっていないのではないか」といった厳しい指摘も相次いでいた。