世界遺産 審議控え日韓のロビー活動激しく
ドイツで開かれているユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産委員会で4日、「明治日本の産業革命遺産」の審議が行われる予定。しかし韓国側との溝は埋まっておらず、ロビー活動が激しさを増している。
「明治日本の産業革命遺産」をめぐっては、日本と韓国の両政府が先月、登録に向け協力することで合意した。しかし、韓国が求める「韓国人労働者が強制徴用されたこと」をどのように表現するかで依然、双方には隔たりがある。こうしたことから、両国は審議を有利に進めるため、ほかの委員国の支持を取り付けようと動いている。審議は日本時間4日夜に行われる予定。