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化学賞に“計算化学”のカープラス氏ら3人

2013年10月10日 5:15

 今年のノーベル化学賞が日本時間9日夜に発表され、タンパク質などの構造や化学反応を、コンピューターを使って解析する手法を編み出した、ハーバード大学のマーティン・カープラス名誉教授ら3人が選ばれた。

 日本時間9日夜に発表されたノーベル化学賞は、ハーバード大学のマーティン・カープラス名誉教授、スタンフォード大学のマイケル・レビット教授、南カリフォルニア大学のアリー・ワーシャル特別教授の3人に贈られることになった。カープラス名誉教授らは「計算化学」という分野で、タンパク質など生物が持つ複雑な分子の構造や動きをコンピューターで解析・予測する手法を編み出した。

 近年、コンピューターの性能が高まったことで膨大な計算が必要な化学反応をシミュレーションできるようになり、医薬品の研究開発が進んだ他、太陽光発電などさまざまな分野の研究にも貢献している。