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山西省の共産党建物近くで爆発、テロか

2013年11月6日 11:54

 中国・山西省の共産党の建物近くで6日朝、複数回の爆発が起き、1人がケガをした他、複数の車が壊れるなどしていて、政府を狙ったテロの可能性も出ている。

 山西省の警察当局によると、6日午前7時40分ごろ、山西省太原市の共産党委員会のビル近くで複数回の爆発が起きた。中国版ツイッター「ウェイボー」には、現場とみられる写真が掲載され、写真には、共産党委員会のビルとみられる建物から白煙が立ち上る様子や、現場周辺が封鎖されている様子が映っている。

 警察当局によると、この爆発で1人がケガをした他、車2台が壊れたという。また、国営の新華社通信は目撃者の話として、7回の爆発があったと伝え、現場に散らばった鉄球などから自作の爆発物を使った事件との見方を伝えている。

 現場付近の道路は現在も封鎖され、厳戒態勢が敷かれているもよう。警察当局は「全力で事案の解決を図っている」と発表していて、政府を狙ったテロ事件の可能性があるとみて捜査を進めているもよう。

 中国では、先月28日にも北京の天安門の前に車が突っ込み、炎上するテロ事件が起きたばかりで、中国は相次ぐ事件に揺れている。